レモンピールパン(ホシノ天然酵母)作り方レシピ
国産レモンが売っているこの時期に作りたいレモンピールパン。手作りレモンピールを使ったホシノ天然酵母パンだよ。
【パン材料】・・・6個
- 強力粉(はるゆたか100) 264g
- 全粒粉(有機) 36g
- てんさい糖 24g
- 塩(あらしお) 4g
- 水 140g
- ホシノ天然酵母種 21g
- なたね油(ムソー) 24g
- レモンピール(柑橘類) 40g
一次発酵は蓋付ステンレスボウルを使った。(18-8ステンレスボウルの話はこちら)国産で18-8ステンレスとは珍しい。国産は18-0が主流。18-8は耐久性に優れている。しかも蓋付なんて嬉しい。蓋もしっかり閉まる。蓋が固いと思う人もいるかもしれないけど密閉性があるのでパン作り、食品の保存に最適だよ。
フィンガーチェック。指の跡が残っている。早速、ステンレスボウルを使いまくっている。買って良かった、蓋付ボウル。
レモンピールを生地と一緒に捏ねて一次発酵。スケッパーで6等分してキャンパスシートを使ってベンチタイム(32度20分)。丸く成型して二次発酵。ここで魔法の天板が大活躍。普通の天板ならお皿のようになっているので端に生地を乗せる事が出来ない。でも、この魔法の天板なら端っこまで生地が置ける。デロンギオーブンEO-1490は庫内が狭いので150~200gの生地量が精いっぱいだったけど、この魔法の天板にしたら300gの生地量も問題なし!(魔法の天板セットの話はこちら)
●めん棒
●スケッパー
●計量器
●キャンパスシート
クープナイフの出番。クープナイフが無い時は、キッチンばさみ、切れ味の良い包丁がお勧めだけど、やっぱりクープナイフは違うね。うちには小さな子供がいるのでイタズラしないように蓋付を愛用。
●クープナイフ
蓋を外すとこんな感じ。刃が差し替えられないのでそれが不便。
二次発酵に5時間かけた。デロンギオーブンEO-1490を1時間毎に1分チンして霧吹きをする。庫内を温めている間はパンを別の場所に移す。
パンを上手に焼く為の道具「タルトストーン」を購入。庭にある小石でも良いと思ったのだけど、小石は割れる事があるらしいのでタルトストーンにした。
●タルトストーン
デロンギオーブンEO-1490の一番下の受け皿の外側にタルトストーンを敷く。水も少量入れる。深さが無く浅いトレーなので水があまり入らないので注意。デロンギの下段のヒーター部分とタルトストーンが当たらないように注意。
デロンギオーブンEO-1490にストーン入りトレーを設置して210度に温める。この時、ステンレス板は装着済み。庫内が温まったら銅板を入れて14分焼く。この時、奇跡が起きた!なんと、クープがしっかり開き、理想なパンになったのだ。オーブンのドアを開けると下に敷いたタルトストーンから蒸気が出ている。水も少し残っている。オーブンの上にある棚が蒸気で濡れていた。理想のスチーム状態になったのだ!やっぱりパンはスチームが命。乾燥してしまうとパンが思うように窯伸びしない。
クープがこんなにきれいに見えるのは初めて。焼けたらケーキクーラーに置いて冷ます。
●many makeケーキクーラー
タルトストーンを入れたトレーは水分も残っている。すべて蒸発していないので水を入れ過ぎる必要はないみたい。
オーブンの中が温かいうちに、洗ったものを入れて乾かす。タルトストーンを乾かし中。
見て!!このフワフワな焼き上がり。こんなに綺麗に膨らんだのは初めて。やっぱり「魔法の天板セット」と「タルトストーンを使った蒸気」が良かったのだと思う。
手作りのクリームチーズを乗せて「クリチーレモンピールパン」の完成。全部、植物性で胃の負担もないよ。
見て!このクープ。ウットリ。
【パンを上手に焼く為のポイント・コツ】
1、短気は損気
まさに私の事。このせっかちな性格。一次発酵、二次発酵を自分の都合で早めてしまう。この日はしっかり一次発酵もさせ、二次発酵は2倍以上膨らむまで放置した。2、腕より道具
どんなに美味しいパン生地だって、乾燥させてしまえば失敗パン。スチーム発酵をして、パン生地にとって理想な環境を作る事が大切。手抜きしないで道具は揃えないとダメ~と実感。
いつも低温発酵(冷蔵発酵)をしてモッチリ・きめ細かいパンを焼いていた。でも、ふっくらフワフワパンを焼きたくて試行錯誤。失敗して捨てた生地も何個かある。道具が変わったとたんパンがイキイキした。しっかり一次発酵しないと成型しにくい。二次発酵は気長に待つつもりでのんびりと心に余裕を。「早く焼きたい!」「何時には食べたい」ではなく、パンが「膨らんだよ」と教えてくれるまで待つしかない。上手に膨らんだパンは、ものすごく嬉しい。失敗も多かっただけに今回は自己満足。
ガスオーブンを使わなくても、電気オーブンのデロンギ(2万5千円ぐらい)でも美味しいパンが焼ける!高価な多機能オーブンを買わなくても美味しいパンが焼ける。オーブンのクセ、パン生地の扱い方をもっと焼いて学ばないとだね。
●デロンギコンベクションオーブン