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「肺がん」1年放置…相次ぐ大病院の「伝達ミス」

大病院で相次ぐ医療ミス…慈恵医大病院、検査結果見落とし肺がん1年放置

肺がん患者が1年も放置…。東京慈恵会医大病院(東京・港区)で、肺がんの疑いがあると指摘された男性(72)の検査結果を担当医が確認せず、約1年間放置していたことが31日、分かった。がんの治療を受けられなかった男性は昨年末に容体が悪化。手の施しようがない状態で、現在は意識不明となっているという。取り返しのつかない医療ミスが起きてしまった。(サンケイスポーツ)

「1年前であれば、父は手術を受けていた」。がんの進行で手術も抗がん剤治療もできず、意識不明で人工呼吸器をつけた状態の男性。その長男(30)は悔しさをにじませた。

慈恵医大などによると2015年10月下旬、男性が救急外来を受診した際のコンピューター断層撮影(CT)検査で肺がんの疑いが判明。画像診断報告書にもその旨が記載された。しかし入院後に担当となった消化器・肝臓内科の医師は報告書を確認せず、検査結果を把握していた当直医らからの引き継ぎもなかった。検査結果は男性に告知されておらず、男性は肺がんの治療を受けることなく退院した。

しかし容体は悪化し、昨年10月に再入院。CT検査で肺がんと診断され、病院が過去の検査結果を調べ直して“見落とし”が発覚した。

産経ニュース2017.2.1 11:36記事より引用)